■ ビルの貸し店舗における賃料減額交渉
雑記8月25日 金曜日
営業エリア内の駅前ローターリーに立地した、立派なビルがある。
1~2階が飲食店舗で、3階からは賃貸マンションだ。
建築後10年超は経過しているが、一般にはそうは見えないだろう。
その2階に、新築当時から大手居酒屋チエーンがテナントとして入っている。
そのテナントから賃料減額要請の書類がオーナーに届き、
オーナーが我々に相談してくれた案件。
数十万円の賃料に対し、5万円の減額要請だ。
テナントに連絡を入れ、来店してもらい減額の背景について打合せを行った。
その際、法人調査会社のデータを取得して、そのテンントの業績を
確認、取得してみた。
こちらも立派な決算の内容で、減額を求める材料が全く見えない。
まだ若い頃、同様のケースがあり、単純にオーナーに賃料減額を打診した
ところ、その借主の決算書をチエックしたのか?
役員報酬を減らしたりして、経費削減や自助努力の形跡は見えるのか?
矢継ぎ早に質問があり、私の方がタジタジとなった事があり、
ある意味においていい教訓になっている。
そして今、それらの材料をテナントに指摘したら、当該店舗の売上が
15%相当減少している、と言う話になった。
全体的な業績は良好ではあるが、当該店舗は競合店が増えて売上減少が
激しく、撤退と解約も視野に入れていると言う。
テナントの担当者は大手組織解特有の、更新や賃料減額交渉専任者のように、
私の予想を超えた角度の材料も用意していた....