■ 土地の借主さんと高級車と
雑記10月9日 月曜日 祝日
約6年間、我々が提供していた土地を借りていてくれたお客さんの
代理人と称する方から連絡があった。
本人が病気となり、契約を今月末で解除して、明け渡したいと言う。
契約上は3カ月前の予告期間を要する事になっているが...
その借主さんは、自動車を質入させて、お金を貸し付ける商売を
していた。 土地の使用目的は、その預かった自動車の保管駐車場だ。
契約締結前、その業態に躊躇して、契約に迷った。
しかし、紹介してくれた仲介業者の担当者が迷惑を掛けるような
お客さんではないですよ、の一言に乗じて貸付を決めた。
その担当者の方を信頼していたし、取引履歴もあるお客さんだった。
その言葉の通り、6年間1度の賃料遅れもなく、管理上についての
要求も一切なくて、ある意味では不思議なお客さんだった。
一頃、その土地の様子を見に行くと、国産車だが高級そうな
自動車がスラリと駐車されていて、その世界の需要を感じたものだ。
過去の記憶を辿りながら、その代理人の方に対し回答した言葉は....
これでまた、優良なお客さんの一人がいなくなった。
新しい借主を早く探そうと思う。