■ 大手物流企業の倉庫契約、解除へ
雑記10月13日 金曜日
業務開始早々に来店があった。
ビシッとスーツにネクタイ姿の紳士がいらした。
ご用件を伺ってみたら、当方が仲介していた倉庫契約の解除通知書を
持参されていた。
書面の内容を確認すると、その借主さん独自の雛形ではあったが、
丁寧に解約権を行使する内容が描かれていた。
12年間借りていた事が分かる。
契約書記載の通りの予告期間も設けているから、問題もない。
しかし、オーナーの立場で考えると、優良な借主の解約は痛い。
賃料支払いの心配もなく、管理上の要望も出なかったはずだ。
私もただ受け取るだけでは失礼と思い、借主さんが最近
ニュースで取り上げられている話題を振ってみた。
小学生でも知っているような物流企業でも人が集まらない現状と、
仕事の多忙さを直接伺ってみると、頷くしかない。
その方は支店長さんで、20年のキャリアを誇っている。
若手の指導や、様々な対応もされている事も窺えた。
組織では数千規模の物件を借りているだろうか。
それにも関わらず、丁寧に解約通知書を持参する姿に感銘を受けた。
良いイメージのまま、契約解除となり、
またご縁があれば取引したいものだ。