■ リスクの少ない賃貸契約
雑記先日、事業用定期借地契約の取引を行った。
土地を借りてくれたのは、大手コンビニエンスストア本部だ。
その土地がある程度の街道に面していたため、比較的スムーズに
取引が完了した。
土地の所有者である地権者にとってもリスクの少ない
契約の手法の一つだと思う。
これは、契約期間は定期で20年間。更新のない契約だ。
土地上に建つコンビニエンスストアの建築費は
借主であるコンビニ側が負担する。
コンビニ店といっても、建築費要は総額で5,000万円前後はかかるという。
地権者側には原則工事費用の負担はなくて、20年後には
更地で土地も返還される事が公正証書により約定されている。
従来は、地権者側が当然に建築費用を捻出してお店を建築して
建物を貸す契約となるが、借主が撤退した場合、その後の展開が
少し厳しくなる場合が多い。
今回のように、定期借地契約という形態が少しずつ増えて来るのは間違いないと
思われる。