■ 新規造成の貸土地契約
雑記埼玉県川口市安行方面。
このエリアは昔から造園業を営む地権者が多い。
その中のお一人で、植林していた土地を新たに造成整備して
駐車場などで貸し付けたいという意向を持った方がいた。
土地面積は有に300坪を超えているから、月極駐車場という訳にはいかない。
そこで、一括貸しの駐車場として募集する事になった。
その利用者が現れて、契約を締結した後に植木を移動させて、
砕石敷きの駐車場レベルまで工事していただき、引渡しを受ける
予定になっていた。
ところが先日、利用者の方が上手く現れて、イメージ通りの展開になるもの
思っていたが、契約締結直前でキャンセルを受けてしまった。
こうなると、困るのは我々と、その気持ちになって動いていた地権者だ。
造成整備工事の見積も数百万円は超えるレベルだ。
一瞬、仕切り直しと思ったが、地権者の気持ちが次回も同様となるかは
保証されるものではない。。
色々考えたが、今回当社で先にお借りする事になった。
いわゆる転貸、サブリース契約になるが、同意は当初よりいただいてはいた。
整備完了まで2カ月間を要するが、それまでに利用者が決定すればいいのだが、
一種の賭けにも近い。
過去にも同様のケースがあり、イメージ通りに運んだ記憶の方が多いが、
それは常ではない事は承知している。
しかし、地権者の意向を汲む事で、スムーズに取計らう事を優先する事も必要だ。
結果よりも過程を重要視せざるを得ない局面は、どのような仕事でもあると思われる。