■ 滞納者と魔法の言葉...
雑記レンタルコンテナ利用のお客さんの滞納で、悩んでいた。
滞納金額も結構溜まってしまい、契約解除したにも関わらず、
内部の物量が多く、明け渡しもままならなかった。
このようなケースの場合、滞納金額の回収と
明け渡しが同時に履行出来ればいいのだが、
実務上はそんなには甘くはない。
どちらかを優先せざるを得ないが、基本的には明渡しを優先する
姿勢を取ることになる。
その明け渡しも長引く。
何回か期日を決めて明渡し完了を促すが、思い通りにはいかない事態。
いよいよ今回こそは、というタイミングが来た。
そこに、魔法の言葉や方法があれば、と思っていたが、それがあった。
ANAの元CAの指導者さんが書いた本に、魔法の言葉というものが。。。
飛行機という密室の中で様々なクレームに対応する内容だが、
それをアレンジしてみた。
明け渡しの日に電話も迷惑だろうと思い、携帯のショートメールを使い
その言葉を送った。
すると、暫くして電話が鳴り、今日無事に明け渡しが完了した、と。
滞納分も今後、継続して支払う約束もしてくれた。
全てが上手く行くほど、世の中も甘くはないが、今回は魔法の言葉が奏功した、
と思う。
正論を吐いても、遠のいていく人間がいるように、
様々な事情により、滞納されている方にも正論が通用しにくい場面が
目立って来たように感じる。
今後もケースバイケースにより対応を計る必要性があるようにも
思われる。