■ お爺さんの一人家
雑記2017年2月10日 金曜日
取引先オーナーより相談を受けた。
オーナーのご友人の件だったが、下記の概要になる。
1.本人は70歳位。2年前同居していた母親が亡くなった。
2.昨年、配偶者を亡くした。 現在、お一人で生活中。
3.埼玉県南部に土地40坪、建物4LDKの不動産を所有している。
一人で住むには広いから、神奈川県に住む一人娘に戻れるか相談。
4.しかし、娘は交際中の男性と同居している関係で、
父親の提案には乗らなかった。
5.そして今、本人は住まいを売却してアパートに住む計画を立てている。
オーナーからは、概ねその不動産の売却価格の質問を受けた。
問題は税金。本人は相続でその不動産を所有している。
そのため、数百万円の譲渡税及び住民税が課税される事が予想出来た。
それと、高齢のお爺さんがいくら数千万円の現金を所持しているからと
はいえ、アパートの入居審査に難を示される可能性を示唆した。
娘さんの態様も気になったので、むしろその家を定期借家で貸し付けて、
本人は当社のアパート部門で審査の比較的柔軟な物件に住んでもらう
方法もあり、提案してみた。
ご本人も、その不動産も拝見していないから、
選択肢は少しでも多いほうがいい、と思った。
ご本人が将来、身体の一部でも自由が利かなくなり、施設に入所する
可能性も有り、その際に売却出来る事を娘さんに伝えておく方法もある。
しかし、ご本人がそれ以前に痴呆になるリスクも有り得る...
非常に難しい問題だ。しかも、別の友人からも同様の相談を受けている。
このような事例のケースが増加する事が予想出来た。