■ 競売物件と区画整理事業
雑記9月7日 木曜日
数年前、10年未満か、蕨市内で競売物件を取得していた。
ガソリンスタンドの跡地で、経営者が破綻して、競売に付された。
県道沿いに面し、やや長方形の地形ながら250坪から
300坪弱の敷地を有している。
前面に店舗と駐車スペースが有り、右手から進入して、
店舗の脇を通ると150坪位の有効スペースが存在した。
会社の方針もあり、ガソリンスタンドの店舗はテナントとして貸付
していて相応の賃料得ている。それが長期安定のテナントになった。
店舗の裏側の駐車場というか空地部分についてはコンテナと
レンタル用の物置を設置して、運営していた。
当初こそ苦戦したが、順調に稼動していて、優良な物件に見えて来た。
しかし、1年前より区画整理事業の関係で立退きの話しも出た。
立退きと言っても、仮換地といい、すぐ近くの土地に移動する。
その仮換地の土地も優れた道路に面し、形態が非常に良い。
そこで、区画整理事務所側とガソリンスタンドの解体費用とコンテナの
移設費用が保証されるため、積算着手となる打合せを行った。
リスクは土壌汚染だ。 事前に調査する必要があるが、汚染されていた
場合は当方の負担になる。 調査の仕様については省略したい...
しかし、スタンドの閉鎖から約10年経過しているので、
リスクは少ないように思われる。
それにしても、区画整理事業地内の不動産の場合、解体費用が保証され、
仮換地先も良好な不動産であれば、相当な収益が見込まれるという事がある。
問題はその期間までの運用をどうするか、税金分を稼ぐかという事になるが、
上記のような活用方法で、無難に対応していれば、有益的な運用が可能だ。