■ 事業用建物賃貸借契約
雑記10月19日 木曜日
さいたま市内で、募集受託をしていた貸倉庫が決まった。
数ヵ月、借主候補が現れず、多少気をもんだが、良い借主が現れた。
今日、契約準備のため、標記書類を作成した。
その物件は3階建てで、1階が倉庫になっており、2階以上はオーナーさんが
居宅として使用している、複合用途の不動産だ。
そこで、多少問題となるものが、インフラの使用料金だ。
電気は階層毎に分かれている物件が多いが、水道は1本のケースが多い。
これは、水道の引き込みコストが高いためと思われるが、
メーターも1本になる。
1階の借主の使用用途を確認する。
単純に倉庫だけなのか、作業を行うか、常駐する人はいるのか。
そのような所を借主から聞き取り、オーナーと取り決めに入る。
水道は使用すると、本下水使用料も発生するので、
些少な金額と思われるが、契約が長期になってくると、その負担に
耐えかねるようなケースも出て来る。
共益費用として別途いただくか、賃料に含むとするか、
使用前後の増額分をいただくのか、という事に分かれてくる。
いずれにしても、単に契約するだけではなくて、トラブルの芽を
契約締結時までには回避する記述を盛込む必要がある。
契約をして、その契約期間中にトラブルの発生しない取引を
常に望むものだが、その行方は意外と分からないものだ。