■ 地権者の訃報に接し
雑記10月26日 木曜日
ここ数日で、取引先地権者の訃報が2件届いた。
お一人の地権者とは、事業用定期借地による契約や貸倉庫の借受けなど
複数の取引をさせていただいているご一家のご母堂様だ。
ご生前の事で思い出すと、借主の滞納に関する報告の際、
ご自宅にお邪魔した時のことだ。
良い話の報告ではなかったが、余計な事は一切おっしゃらない
とても聡明な印象を受ける方だった。
もうお一方も、地権者の奥様だ。
土地の賃貸借契約を含めて複数の取引をさせていただいている。
訪問の際、お茶を丁寧に出していただいた事を思い出した。
ご主人を残されて、先に旅立つような方には想像出来なかった。
明日、お通夜に参列する事になるが、
お二人とも優しい方であり、その記憶が甦る。
この場をお借りして、ご冥福を心よりお祈り申し上げたい気持ちになった。
永遠なるもの、それは人間の記憶だけである、という言葉も
本当の事かもしれない。