■ 土地を売る、ということ
雑記売却用の土地が少ない、という状況から一転したのか...
最近になって、地主さんから土地の売却相談に関する案件が
少しずつ増えて来ている。
売却は最終手段だからか、一般に地主さんからの売却相談は意外に少ない。
相談自体がない時、数カ月は全くない時期もあったものだ。
しかも、最近の案件は売却するには惜しい土地もある。
土地を相続なども含めて、他人に渡したくないという方もいる一方、
生前に売却してみよう、という方もいる。
相続で取られたくない土地、他人に渡したくはない土地には
主に賃貸マンションが建てられる。
よって、未だ賃貸マンションの建築も増加傾向にあるみたいだ。
しかし、人口減少による運営懸念もある。
その地主さんの環境及び考え方にもよるが、いずれにしても
判断の違いが出始めてくるだろう。
どちらの道を選ぶのか、正解は直ぐには分からないだろう。
そこで思い出されるのが、ある地主さんの言動だ。
以前、私を前に豪快に言い放った言葉が忘れられない。
土地は売却出来る時に売却した方がいいと言われた。
売った金で豪快に使うのも悪くはないよ、と。
土地自体、価格が上がる事は地域によっては見込みが薄くなったと。
地域と立地にもよるが、マンションを建築した所で、
子どもに迷惑かかる可能性が高い、と。
建てるのは親父さん、将来明渡しを履行させて、
建物を解体するのは子どもや孫の仕事では、確かに少し酷な時代になるのかもしれない。