■ 原状回復の相談
雑記先日の昼下がり、1本携帯電話が鳴った。
久し振り、同郷出身の友人からだった。
娘さんと息子さんが入れ替り、4年間住んでいたアパートの
1室について不要となり、明け渡しに伴う原状回復費用について
某不動産業者から多額の工事金額を請求されて困っており、
相談に乗って欲しいとの事だ。
40,000円の賃料に対し、敷金は1カ月分。
請求金額は4倍以上の180,000円位の案件だ。
内装についてほぼ、100%負担による請求を受けている。
父親役である友人は当初、某不動産業者に対して、
工事代金の支払いについて抵抗した姿勢を見せた。
しかしながら、契約書の特約条項に明け渡しの際、全て借主負担で
修復する事になっている事を理由に、1円も値引きしない態度だったと言う。
私としては専門外の分野ではあるが大枠、何点かアドバイスを差し上げた。
友人も素人だから、混乱して要領を得ない様子だったので、後日書面による
アドバイス書を送って、ようやく落ち着いたようだ。
地方の案件だが、同業者の業務上の行為でもあり、多少心も痛んだ。
このような事案で肝となるようなアドバイスを示したからだった。
どのような結果になるか、分からないが友情を優先せざるを得なかった。