■ 都心の地権者
雑記我々の営業エリアでも、東京都内在住の地権者がいらっしゃる。
先日も埼玉県内のある土地について、東京都内からお越しいただいた地権者様がいた。
ご両親から相続や贈与などで受けた資産をお持ちなのだ。
対象となる不動産について、先日初めて見に行かれたと言う。
共有されているご兄弟では、見たこともない方もいらっしゃる。
改めて、ご売却やマンション建築の意向を探ってみたところ、
すぐさま拒否反応を示されたので、私も正直安堵した。
事前のヒアリング通りだったからだ。
そこで、案件となる土地について月極駐車場にした場合の想定収入や
経費について説明をさせていただいた。
また、別の角度から、土地の一括借上げについても提案をさせていただいた。
借上げ後はレンタル用コンテナ用地、もしくはコインパーキング用の土地として、
最低でも5年間はお借りしたい旨を伝えた。
正式な賃料提案は行わなかったが、概ねの賃料ラインをお伝えしたところ、
ご自分の見解や主張をされる事はなく、スマートな印象を与えてくれた。
コンテナ用地の場合、難色を示される地権者も多いが、その気配は見せない。
後日、ご親族とも相談を経て、再度の連絡という事になり、打合せも終焉になりそうになった。
改めて登記簿謄本の情報で、お住まいが東京の都心部だった事を認識した。
都心部に住まれる利便性をお聞きしたところ、言葉が滑らかになられる。
今回のケースのように、ご両親などの相続や贈与で、1度も所有されている
土地すら見た事もない、というケースが増えるかもしれない。
安全な運用を求められ、お互いの利害が一致出来る取引を継続したいものだ。