レンタル物置誕生 秘話4
レンタル物置さて、土地を借りる際の実務上の話ですね。
最近は借りようとする土地の固定資産税を最大の目安にしています。
土地の売買ではその土地の路線価や固定資産評価額などを
目安に取引する傾向と同じですね。
土地を借りる際はその地主様がその土地に
どの程度の固定資産税を1年間支払っているかがポイントになります。
地権者の立場になると、貸そうとする商品、土地の
固定資産税が貸す上での原価であり、またコストという事になるからです。
その税額ですが、ある一つの地点の土地の固定資産税を把握すると、
多少地域が変わってもある程度は対象となる土地の税額が読めてきます。
例えば、埼玉県さいたま市北区にある土地で更地50坪の土地ですと
今年の土地の固定資産税は220,000円にもなっています。
地権者は年間 22万円以上の売上か賃料や収益を上げないと
赤字の土地となってしまう考えに立ちます。
この地点から東京方面に向かえば税金も高くなり、
東京方面から離れていくと少しずつ下がる、という風にざっと捉えておきます。
当然、駅からの距離は修正要因ですが、さじ加減は直感を信じていきます。
建物の税額は非常に読みにくいものですが、
更地の場合は割とずれが少なくなります。
また~地権者と打合せを重ねても、なかなか税金の額をはっきりと
教えてはくれる方はいません。
上記のように捉え、対象の土地の税額を地権者に話かけていきます。
地主様のあの土地の税金は年間 22万円位ですよねー?
という感じです。
応えていただける地主様もいれば、所有する土地が多すぎて、
例えば個人で5,000坪以上所有している方も複数います。
そうなると、1つ1つの土地の税額を把握してない方も多数いらっしゃいますね....
ただ、税金の話を持ちかける事によって、
地権者の原価を気にしていますよ、というサインを送り
距離感を少しでも縮める効果があります...
次回は、50坪の土地の固定資産税が22万円という
事のお話です。
結構な金額の税、コストが掛けられているという感じすね。